Amazon OpenSearch Service (Amazon Elasticsearch Service の後継サービス)とは

Amazon OpenSearch Service

Amazon OpenSearch Service を使用すると、インタラクティブなログ分析、リアルタイムのアプリケーションモニタリング、ウェブサイト検索などを簡単に実行できます。OpenSearch は、Elasticsearch から派生したオープンソースの分散検索および分析スイートです。Amazon OpenSearch Service は、OpenSearch の最新バージョン、Elasticsearch の 19 バージョン (1.5〜7.10 バージョン) のサポート、および OpenSearch Dashboards と Kibana (1.5〜7.10 バージョン) を利用した視覚化機能を提供します。

OpenSearch とは

OpenSearch とは何ですか?

Q: OpenSearch が作成されたのはなぜですか?

2021 年 1 月 21 日、Elastic NV はソフトウェアライセンシング戦略の変更、そして Elasticsearch と Kibana の新バージョンは一般的利用を認めている ALv2 ライセンスのもとではリリースしないことを発表しました。代わりに、Elastic は Elasticsearch と Kibana を Elastic ライセンスの下でリリースし、ソースコードは Elastic ライセンスまたは Server Side Public License (SSPL) の下で利用できます。これらのライセンスはオープンソースではなく、ユーザーに同じ自由を提供しません。このため、Elasticsearch と Kibana の最後の ALv2 バージョンからフォークを作成して維持することを決定しました。フォークは OpenSearch と呼ばれ、ALv2 で利用できます。

参考:「Elasticsearch」のライセンス変更でAWSが示した対応方針

Elasticsearch の仕組み

Elasticsearch

API、あるいは Logstash や Amazon Kinesis Firehose などの取り込みツールを使用して、JSON ドキュメントの形式でデータを Elasticsearch に送信できます。 Elasticsearch は自動的に元のドキュメントを保存し、そのドキュメントへの検索可能な参照をクラスターのインデックスに追加します。その後、Elasticsearch API を使用してドキュメントの検索と取得ができます。可視化ツールである Kibana と Elasticsearch を併用してデータを可視化し、インタラクティブなダッシュボードを構築することもできます。

利点

価値を生み出すまでの時間の短縮

Elasticsearch は単純な REST ベースの API、単純な HTTP インターフェイスを提供し、スキーマフリー JSON ドキュメントを使用するため、さまざまなユースケースに対応したアプリケーションの作成を簡単に開始できます。

高性能

Elasticsearch は分散型であるため、大量のデータを並行して処理し、クエリに最適なものをすばやく見つけることができます。